おやつ
おはようございます。
どうも、ケイトです。
日本育ちの友人や親戚と話していて気づいたんですが、シンガポールの職場では、飲食に対する距離感が日本とけっこう違うようなんです。
まず、職場のデスクで軽食をとるのがよくある光景です。
お昼を食べながら仕事をする、というよりも、気分転換のスナックが日常的にある感じ。
私の職場でも、多くの人がデスクの端っこにちょっとしたお菓子を置いていて、仕事の合間にぽりぽり食べています。
また、ちょっと席を立ったと思ったら、コーヒー片手に戻ってくるのも日常茶飯事。
早朝の会議なんかでは、それぞれが思い思いのドリンクを持ち込んでいて、14通りのアイスコーヒーが並ぶような光景もあったりします。
おやつも職場に常備されていて、そもそもスタッフ用のおやつ代がちゃんと稟議で通る職場もあります。
つまり、共用のお菓子を用意しておくのが、職場文化として定着しているんでしょうね。
日中、飲み物をGrab(シンガポールのフードデリバリーサービス)で注文する時には、誰か一緒に頼む?と声をかけるのも、習慣のようになっています。
お昼時になると職場の人たち数人で集まって一緒にご飯を食べに行くことも多いので、「ご飯は一緒に食べるもの」という感覚が根づいているのかもしれませんね。
ちなみに、2年前にインターンとして入った職場でもまったく同じ雰囲気だったので、これは特定の会社というより、シンガポールの一般的な職場文化なんだと思います。
こちらは、必ずと言っていいほどどの職場でも見かける、レモンクリームの挟まったビスケット。
甘さ控えめで、ほんのり酸味もあって、小腹が空いたときにちょうどいいんですよね。
そもそもシンガポールは、自炊率が低い国としても知られていて、エンゲル係数(=月の出費のうち、食費の割合)が高いのは有名な話です。
朝の通勤時間に駅ナカやオフィスビルのカフェをのぞくと、コーヒーやサンドイッチを買い求める人の長蛇の列に圧倒されます。
朝セットも大人気。
だから、出社前にドリンク片手というスタイルが、自然と定着しているんでしょうね。
そして夜になると、フードコート(ホーカーとも呼ばれます)も大混雑。
ホーカーはシンガポール全土にありますが、どこも基本的に大人気です。
その割には、みんなが食にめちゃくちゃ強い興味を持っているわけではないというのが面白い点。
同じご飯を何日も連続で食べる人も多々います。
食に対するこだわりで言えば、日本のほうがずっと強く感じます。そこら辺私は日本人なのかもしれない。
B O O K W O R M K A T E