ミュージカルオタク、歓喜
おはようございます。
どうも、ケイトです。
先日、映画「Wicked」を観てきました。最高〜〜〜!!!
少し前に公開決定のニュースを聞いてから、ずっと楽しみにしていたのですが、ようやく観ることができました!
日本では2025年春頃に公開予定だそうですね…それにしても、韓国ではすでに公開されているのに、なぜ日本ではまだなのでしょうか。
こちらの映画、ぜひおすすめしたい作品です。
Wickedとは、元々小説「オズの魔法使い」がライマン・フランク・ボームによって1900年に発表され、その約100年後の1995年に、グレゴリー・マグワイアという別の作家が書いた小説を原作としています。つまり、この作品は、元々別の著者が、別の時代に、「この小説の脇役の一人の過去を掘り下げてみよう」と書いたもので、オズの魔法使いの続編でも直接的な関係があるわけではない本です。今の時代で言うならば、同人誌的な作品と言えるかもしれません。
それなのに、その「同人誌」が大ヒットし、ブロードウェイのミュージカルとなり、歴代のロングラン舞台の中で10位以内に入るほどの人気を誇る作品となり、さらに映画化されるなんて、本当にすごい話です。
日本では劇団四季の「ウィキッド」が有名で人気ですね。私もいつか観に行ってみたいです。
私は元々、中学生の頃にイギリスで観た「Wicked」の舞台ミュージカルが大好きです。
(ちなみにブログを遡ったら、2015年7月9日に観に行っていたことが分かりました。9年ぶり!?よくストーリーを覚えていたなぁ。)
そして、期待通りの映画でした!
ミュージカル映画らしく、舞台よりも曲が増えつつも、元の舞台から持ってきている曲はアレンジが最小限で、オリジナルへの敬意と「映画化」というコンセプトがしっかりと感じられました。2003年の初ブロードウェイ公演で主役を演じた女優さんたちの出演があったりなど、ミュージカルファンには嬉しい演出も。 また、映像がとても美しく、カラフルで、セットや衣装にも細部までこだわりを感じました。所々舞台では表現できない方法が使われていて、映画ならではの魅力も。
そしてやっぱり「Defying Gravity」は本当に名曲!!
ただ、舞台では1幕と2幕があるのですが、今回の映画は1幕のみのストーリーです。2幕は来年11月に公開予定だそうです。
そのため、映画版は主人公の一人が過去を振り返るところから物語が始まりますが、今回の映画ではまだ冒頭と終わりが繋がりません。舞台を観ていない人からすると、伏線が投げっぱなしというか、「なぜこうなったのか?」がはっきりせず、少し不思議でモヤモヤするような終わり方かもしれません。
また、原作小説と舞台・ミュージカルでは結構違いがあるため、小説を読んだだけの人は少し戸惑うかもしれません。
それでもおすすめしたい作品なので、そのような方は「前編を観に行くつもりで観る」という心構えで行くと良いと思います。
いや〜〜、後編の公開が楽しみ!!!
B O O K W O R M K A T E